このコトバは、サンパウロのパカエンブースタジアムにある
サッカーミュージアムのある一角に書かれていたコトバ。
そのコトバの下には、約12種類のボールが展示されてあった。
ただその多くのボールを日本では「ボール」と呼ばないだろう。
ブラジルのボールで有名なのは、
・ ココナッツ
・ 新聞紙を丸めたもの
・ 靴下を丸めたもの
これらは多くのブラジル人選手たちが幼少期に
ボールを買えなかった逸話としてよく耳にするボールだ。
だが他にはボールはある。
・ マッチ箱
・ 空き缶をつぶしたもの
etc...
日本のサッカーミュージアムはどうだろうか。
戦績や歴史ばかりでサッカーの本質を
展示することはないだろう。
それととても印象的だったのは
サッカー王国ブラジルのミュージアムに
101年前に日本から最初に移住した
日本人家族の写真も展示されていることだった。
王国ブラジルのサッカーミュージアムは
サッカーだけ伝えてはいなかった。
多くのブラジル人がよく口にするコトバ
「O Futebol é minha vida.(サッカーは人生そのものだ。)」
その人生には歴史が必ずある。
その長いブラジルサッカーの歴史の中には
多くの日系人サッカー選手が存在することも事実。
その日系人が日本のサッカー界にも
影響を与えてきたのも事実。
そういうことも配慮している王国のサッカーミュージアムには
サッカーに対する本質的な考え方が日本とは根本的に違っていた。
もちろん、ブラジルにサッカーを初めて持ち込んだ
イングランド系ブラジル人のことも展示されてはいた。
多民族国家であるが故なのかはわからない。
ただサッカー大国と呼ばれるブラジルで
サッカーを語る上でルーツをも大事にする
ブラジルの姿勢に感服した。
そんなサッカー大国にレベルだけで
追いつこうとするには次元が違いすぎる。
サッカーミュージアムオフィシャルサイト
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