先日ブラジルにて知り合った友人からこんな連絡をもらった。
『バイエルンでプレーするダグラス・コスタについて書いたよ。』って。
連絡をくれた友人は、「フルミネンセ(Fluminense)」というリオデジャネイロにある名門クラブの下部組織における育成統括責任者を務めている。
彼が書いた記事はコチラ⇓⇓
この記事は、ダグラス・コスタがUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)のインタビューに答えたもの。
動画インタビューの模様はコチラ⇓⇓
UEFA ダグラス・コスタ インタビュー
その話の内容は
「フットサルがサッカーにどのように貢献しているのか」
翻訳して読んでほしい。
最後に話しているのが印象的だった。
"Tomar decisões rápidas, sair em velocidade quando sob pressão; o futsal ensina-nos muito. Sou apaixonado por este desporto."
英語表記
"Making quick decisions, moving fast when you're in difficulties on the pitch; it teaches you a lot. I'm passionate about this sport."
プレッシャーを受けている時、素早く判断することでその状況から抜け出せること
フットサルからたくさんのことを学んだ。
このフットサルというスポーツに夢中になったんだ。
と。
ダグラス・コスタの経歴はとてもシンプル
ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スウ(RIo Grande do Sul)生まれ。
ECノーヴォアンブルゴというチームに10歳から所属し、2年後グレミオに移籍。
このグレミオというチームは、ロナウジーニョを輩出したクラブで、クラブワールドカップ(旧トヨタカップ)にも出場したことのなるブラジルでも南米でも有名な名門クラブで7年間プレーした。
ロナウヂーニョもこのグレミオでフットサルとサッカーをプレーしていて、下部組織の育成にはtとても定評のあるクラブだ。
17歳でデビューし、19歳の時にブラジル代表U-20に選出され、2009年にエジプトで開催されたU-20ワールドカップにブラジル代表の準優勝に大きく貢献。
その時は登録はサブ組だったが、今ではブラジル代表に選出され、先日ブラジル滞在時に開催された2018ワールドカップ南米予選のウルグアイ戦では、ネイマールらと共にスタメン出場し、先制ゴールを挙げている。
今ではネイマールやロナウヂーニョ、ロビーニョで有名になっているけど、ロナウドやジーコもいかにフットサルがサッカー選手に大事であるか話している。
このことを見ても、世界で選手を最も輩出している国・ブラジルには、切っても切り離せない「フットサル」という存在が王国ブラジルをいまも支えて続けている。
日本育成年代の多くは地域クラブやスポーツ少年団チームが支えている。
そのチームが活動場所の拠点としている多くは学校のグランドで、そのグランドで全学年練習しているチームがほとんどだ。
そういったチームはいつも練習するスペースがなく満足いく練習ができない...。っていう声を地域チームを指導しているコーチの皆さんから聞きます。
実を言うと、サッカーというカタチのトレーニングをしていて、巧くなっているチームはそんなにありません。
そして、「1x1、1x2、2x1、2x2、2x3、3x2、3x3」といった「スモールゲーム」をより多くこなし、個々の選手の技術を高め、戦術理解を深めれば、人数が多かれ少なかれプレーできるようになることは断言します。
「フットサル」というフットボールを正しく理解することで、今後の日本の育成年代の課題や問題を解決していく大きなカギとなるだろう。
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