2007/03/02

【 NOTA 】 ストリートサッカー

ストリートサッカーをブラジルでは、[ Pelada (ペラーダ)]と呼んでいる。

ブラジルでは今も、未来のサッカー選手達がビーチや、ほこりっぽく汚い場所、石畳の道路で、ありとあらゆる場所でボールと戯れている。

サッカーの神様ペレのことを書いているある本の分を引用すると、

「私はちゃんとしたボールを持つにはあまりにも貧しかったので、ぼろきれのボールなど、何でもいいから丸いモノをコントロールすることを練習し、得点することだけを心がけた。 お互いに技を見せびらかし合い、不可能と思われる離れ業をやってのけようと、ムチャクチャもカラダをひねったりした。 時たま大胆になって、難しいパスをしてみたりしたが、それよりもできるだけ長く、油断なくボールキープする方を好んだ。 私は幸せにも戦術とかフォーメーションなどを知らないで育った。」 と言っている。

そのペラーダにはいつも「malandragem(マランドラージェン)」というコトバがついてくる。
「悪党の仕業」という意味があるが、巧みな言葉で相手を巧く丸め込むをいう意味合いから、詐欺師的なテクニックやボールコントロールという意味を持っていて、ブラジルサッカーにおいては、すごくいい意味で使われている。

ブラジルではペラーダこそ、全てのプレーヤーの原点ともされている。

自分自身もブラジルへ行ってペラーダをよく目にしていた光景。

昨日のことのようにいつまでも鮮明に覚えている。

その経験が今のスクールに与えている影響は計り知れないほど大きい。

だからウチのスクールのゲームは、いつもペラーダ。笑

よく多くの人たちは、日本の少年達のことをこういう。
「日本の子供達は、1人1個ボールを持っている。 だからボールに対する貪欲さがないんだ。」と。

ウチのスクールはその逆で、貪欲さがありすぎて困っています。笑

このペラーダの中で、サッカーにおける原理原則の多くを学ぶことができる。

今のスクールの子達は幸せモンだ。

自分が小さい頃にこんなことがあったら....

今ごろは日本を代表する...(笑)

なんてことはないにしろ、きっと巧くなっていたに違いない。


このスクールから一人でも多く、ブラジルに負けないほどのマランドラージェンを持ったいい選手が育ってきていることを実感して、このことにもっとこだわっていこう!と改めて意を決した今日この頃。



■関連リンク...
ブラジルの真実
(ブラジルの現実がここで見れる。)

ペレのプレー
(サントス時代のペレのプレーを見よ!!)


http://www.santosfc.com.br/
(神様ペレ、KING KAZU(カズ 現横浜FC)が所属していたブラジルの名門サントスFCの公式ホームページ)
神様ペレについては、
[HISTORIA] →[ESPECIAL PELE]をクリック。


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