2008/04/17

【isto e aquilo】 ブラジルで...

ブラジルでのことを少しずつ書いていこう...。


30日の夜、成田空港を出発してだいたい24時間。

ニューヨーク経由でブラジル・サンパウロのグアルーリョス国際空港に現地時間31日(月)の早朝に着いた。


空港に着いて手続きをひと通り済ませたあと、写真にあるようにターミナル掲示板の前にランショネッチと呼ばれる(Lanchonete)軽食屋さんがある。

ブラジル流のファストフードとも言ったほうが分かりやすいだろうか。 

このランショネッテは、ブラジルではごく一般的で、町の至るところにあって、僕が思うに日本のコンビニの数以上に多くあるとは思う。

そのランショネッテで、コシーニャ(Coxinha)とカフェジーニョ(Cafezinho)を頼んだ。

コシーニャは日本のコロッケのようなもので、外はサクッと揚げてあり、中はマッシュポテトのようにやわらかく、その中にはツナが味付けしてしてある。 

そして、カフェジーニョ。

小さいコーヒーという意味。 

その由来は、イタリアでエスプレッソを飲むような小さなカップにコーヒーを入れて飲むことから来てるそうだ。

~ジーニョ-zinho)とは、小さいという意味だったり、人の名前に使うときは小さくてかわいい人に「~くん」とかという愛嬌をこめた意味でも使われる。

そんなカフェジーニョは、本場の濃くて熱いコーヒーを入れ、砂糖をこさじのスプーンでたっぷり山盛り2杯入れて飲むのが通な飲み方。

カフェジーニョは長旅の睡眠不足をシャキッ!と一気に目覚めさせてくれる。


軽く腹ごしらえしたところで、いざ街へ!!

到着ロビーをうろついているタクシーのポーターを呼んで、手配してもらう。

ポーターに行き先を告げて、金額と時間を確認する。

ポーターとは、タクシー運転手の代わりになって、お客をタクシーまで荷物を運んでくれる人のこと。

色んな旅の雑誌には、ブラジルの空港は気をつけろ!と書いてある。

10年ほど前よりは危ないということは感じなかったが、危険な目に遭わないためにしとくべきこと。

それは、タクシーに乗るまでの短い移動時間が勝負だ。

ポーターとの会話が何よりも信頼を築き、安全を保障してくれる。

ポーターに、「どこのチームのファン?」って聞いて、すかさず「オレも」って言うこと。

これで一気にアミーゴになれるってわけ。

その時のポーターは、サンパウロの強豪コリンチャンスのファン。 

コリンチャンスのファンのことをブラジルでは、コリンチアーノ(Corinthiano)と呼ぶ。

ポーターには、ここ数試合の事を聞いたり、選手の事を聞いたり、試合の日程を聞いたり....

最後には、ここ最近ブラジルは危ないのか?って聞いた。

そしたらポーターは

、昔よりは良くなった。 でも心配はいらない! 同じコリンチアーノを危ない目にはあわせないから。」

って言って、タクシーに荷物を積んで運転手に行き先を告げて、運転手からチップを受け取った。

そして最後にポーターは運転手に笑いながらこう言ってクギをさした。

「オイ!運転手!! オレのアミーゴをしっかり送り届けてくれよ。 じゃないと、多くのコリンチアーノが許さないぞ!! ガハハ」

こんな普通の日常にサッカーが大きなチカラを持っているところに、ブラジルのサッカー大国の根底が見えてくる。

空港から街まで、約45分。

月曜日の早朝ということもあって、どこの道路も出勤ラッシュ。

それでもかまわず運転手は、ドリブルのごとく車の間をかいくぐって行く。

こうして、10年ぶりのブラジルは幕を開けた...。

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