2015/01/17

【isoto e aquilo】++エネルギーの使い方++

今日は「エネルギーの使い方」について書いてみようと思います。

 

ウチのスクールには練馬区だけではなく

多くの地域(板橋区、豊島区、杉並区、中野区、新宿区、和光市、新座市など)から

「巧くなりたい!!」と強く願う子どもたちが通ってくれています。



その「巧くなりたい!」というエネルギーは

『責任のある行動』を持たせるキッカケを与えてくれます。


  • スクールに間に合うよう時間の使い方をおぼえる
  • 自分の荷物は自分で用意する
  • 電車、バスに乗り通うようになる
  • 携帯を持ち、連絡を入れるようになる    などなど


これらの行動に共通しているエネルギーは何か?



「巧くなるためにスクールに通う」という

目的のために自分が自分自身に果たせる責任を持つということ。



このエネルギーによって子どもたちの自立を

更に促すといういい部分もあります。




そして、スクールに通っているコのお父さんの中で

子どもが所属する地域チームのコーチを務めている方もいます。



そのコーチを務めるお父さんたちからいつもこんなことを聞きます。


  • 「あのコはいうことを聞かない」
  • 「自分よりも下手なコがミスすれば文句ばかり」
  • 「ボールを取られたらディフェンスしない」
  • 「主力が不在、怪我の時はサブメンバーだと負けてしまう」


これらは試合の時によく起こるケースだと聞きます。



こういう話を聞くとこのように言われているコたちは

その学年の中で大抵「巧い」部類に入る子供たちが多いようです。



僕の場合、そのコが成長するいい機会ととらえ

そういった子供たちのココロをよく見てみます。


『その子たちのその行動の根底にはどんなエネルギーがあるのか?』



たとえば、人一倍「勝ちたい!」という気持ちが強い場合。



その「勝ちたい!」というエネルギーが強すぎて

多くの子どもたちはそのエネルギーを間違ったことへ使ってしまっているのも事実。



そのエネルギーを正しい方へ導くことで

そのコの持っている強力なエネルギーはチームにとって大きな影響をもたらすと同時に

そのコ自身もプレーの面で大きく成長することができます。



「勝ちたい!」という気持ちの上で

そのコが過ちを犯している行動について

他に方法がないかどうか一緒に考えてみるもの一つ。



たとえばよく用いる手段として「質問する」という方法


「チームメイトがボールを奪われた時に怒る以外に何かいい方法はないかな?」

とまずは質問してみる。



するとそのコはきっと色々と方法を出してくれるだろう。



そして、その答えが出た後にさらに質問。

「その方法の中で自分がその時にすればよかったと思うのは?」



「あの時はこういう風に...。」

とその中でいい方法だと思われることを自ら見つけ答えてくれるだろう。



そしてその答えが出た後には必ず

「じゃやってみようか?」とコーチが背中を押してあげるということ。



そのコへコーチが背中を押した瞬間に

そのコは自分の出した答えに責任をもって行動しようと試みるようになる。



この瞬間最も大事なのは、

その答えが『正しいかどうか』が最も重要ではないということ。



もっとも重要なのは

そのコが持っている強力な「負の」エネルギーを

『チームのために、チームメイトのために』という方向へ向けるということ。



そのコが試みている行動に注視し

上手く行かなくても失敗しても

試みているという行動に励まし続けていくということ。



そして上手く出来た時には

親指を立てて、褒めてあげるということ。



その時にやっとそれが正しいエネルギーの使い方を覚えたということになる。



その「巧い」といわれる厄介者だった子どもたちが献身的にプレーするようになれば

他のチームメイトたちも感化され

成長していくことができることでチーム力も上がっていくキッカケにもなる。



エネルギーを潰すのではなく、

正しい方向へむかわせてあげること。



これはコーチだけではなく

保護者の方々にも通ずる話ではないだろうか?






http://duelo.jp/

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