ブラジルの名門クラブの現状
今回訪れたサンパウロ州には、サンパウロだけじゃなくブラジルを代表する名門クラブが多く存在する地域でもある。
・ サンパウロF.C
・ コリンチャンス
・ サントスF.C
・ パルメイラス ...
この名門クラブに限らずほとんどのクラブは、会員制スポーツクラブという組織になっている。
そしてサッカーのセクションだけではなく、フットサルのセクションもある。
さらにはバレーボール、バスケットボール、水泳なども。
それだけではない。
それらのセクションには、スクールからトップまでのカテゴリーが存在している。
そのクラブの会員になっているのは、そのチームのサポーターがメイン。
上に書かれた名門クラブでさえ会員数はざっと10万人を超える。
ここまででもJリーグのクラブとは、格段に違いがある。
多くのクラブが取り入れているのは、より効率よく選手を育成できるようにと13~14歳までフットサルを必ずと言っていいほど行っている。
フットサルにはサッカーに必要な要素が凝縮されていることを誰もが知っている。
”13~14歳”という時期がポイントだ。
この年齢までに、基本的な技術の習得はもちろん
個人戦術からグループ戦術
さらにはフィジカル的要素を効率よくトレーニングできる。
そして競技選手として
『サッカー』 もしくは 『フットサル』
を選択する。
プロデビューを18歳としても
4~5年間でプロとしての必要な部分だけを学べる。
だから充分時間がある。
逆に12歳までは日本の子がうまいといわれながら
なぜそこから先に急激なレベルの差が生じるのか?
多くの指導者が考えなくてはいけない問題だろう。
現にこういうことを考えて指導している指導者が少ないもの事実。